上司が退職した。
小さいチームだったこともあり、この1年間は仕事の時間のほとんどを上司と共有し、ほぼ毎日のようにオンライン上で顔をつき合わせ、愚痴言ったり慰められたり怒られたり褒められたりしながら、同じ目標を目指し過ごしてきた。この期間、家族より一緒に過ごした時間は長いかもしれない。
プロダクトに情熱を持ち、常にユーザーさんを見て、こうしたら楽しくなるんじゃない、という考えを絶やさず語り続けてくれた。意思決定の際は、違和感がないか、違和感があるならそれはどこでどのようなものか、を必ずチームに問いかけてくれた。
リーダーシップがあり、率直にFBをくれ、期待をかけてくれる上司だった。
スタバを買って平然と遅刻するおよそ社会人としては非常識すぎるわたしに、それじゃだめだ、しっかりしな、と言ってくれる人だった。おかげで少しは「社会人」できるようになった気がする。
これからのわたしのキャリアの基盤には上司に教えてもらったことがずっとあり続けると思う。
ここまで1年をかけ、時間も思考も色々共有してきたから、上司からやめることを聞いたときは驚きはしたけど、なぜか覚悟はできている状態だった。思い返すと、意図的にそういうマインドに持っていってくれたのだと思う。
送別会はずっと一緒だったチームメンバーで小さくやった。わたしはお世話になった人の送別会はしっかりやりたいという派(ギャル)のため、チームメンバーを誘い出し、休日に集まって準備したりした。
送別会の日、チームメンバーで竹下通りでプリ撮って渋谷でハンバーグを食べた。そういうのが好きな人なのだ。
送別のプレゼントを渡して、寄せ書きを渡したら上司は「やばい、泣いちゃう」と言っていたが、結局最後まで泣かなかったので内心「泣かないのかよ!!」と思った。
上司のこれまでのキャリアを聞いて、一緒に仕事して、一貫して強い意志を持って仕事をする人だと思っている。だから上司の次の仕事も楽しいだろうな、と思うし、部下の色目ぬきで、意志を持って仕事を進める人が欲しいプロダクトをやっている企業はチャンスでは、とも思う。
IT業界はせまいので、いつか、どこかでまた、いっしょに仕事できることを願っています。普通にご飯は誘ってください。
本当にありがとうございます。気持ちは全部タイトルに詰まってます。