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ギャルデコしたママチャリにはグラフィティが描かれる

「わぁ、じでんしゃにおえかきしてある!」

保育園の駐輪場でむすめの友達が我が家のママチャリの子ども乗せる部の背面を指差して叫んでいた。「おえかきっていうか、シールやね」とかいいながら近付いて、さされた指の先を見たらくっきりとグラフィティ。

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なんじゃこりゃ!!!

ギャルデコと称しわたしとむすめでペタペタとシールを貼った隙間に描かれた見ず知らずのグラフィティにびびる。

それから、この余白を誰かが埋めようとしたのかぁ、と思うとなんかみるみる楽しくなってきた。

グラフィティは公共に開かれたものに描かれるものであって、わたしとむすめが無造作にシールを貼ったことで、そこが開かれた余白になったのだろう。

ちょうど奥野克己の『一億年の森の思考法ーー人類学を真剣に受け取る』を読んでいて、奥野の本で繰り返し紹介される、ボルネオ島のプナンという民族の幼少期から所有欲を殺ぐことで築いた、ものを村のみんなで共有する共有主義の社会について、あらためてよいなぁ、とおもっていたところだった。一方で所有欲を当たり前として生きてきた自分にそんなシェアーの精神はいきなりむずいよ、という感覚もあった。

だからこそ、偶然的に私物を街に向かって開いたことは、わたしにとってちょっとしたユリイカ

シェアーはむずいけど、開く、これはなかなかちょうどいい。