むすめが7歳になった。
陽キャなむすめは、わたしと全然違ういいところを持っていて、わたしとよく似たダメなところがある。一人称はボク。
むすめは『ベイビーわるきゅーれ』を皮切りに殺し屋映画にハマり、『ジョン・ウィック』もシリーズ見しはじめたが、最新作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』がR15のため映画館で見れていない。そのため、今日も今日とて、映画館の中に入り、ジョン・ウィックの巨大ポスターの前に立ち尽くし「きぬあ……きぬあ……(キアヌだろ)なんで見れないんだ……」と呪詛を唱えていた。7歳にキアヌは早いのでは、と思ったが、よくよく振り返るとわたしがネオにはじめて出会ったのが7歳で、アメリカ出張で評判を聞きつけた父親と一緒に見たのだった。面白くてその数年後、リローデッドも一緒に見たが、ネオとトリニティーの熱いラブシーンにて、父親に目を塞がれて、子どもながら「ヤメロヤメロ、逆に気まずいて」と思った記憶がある。
それからおよそ四半世紀が経ったが、キアヌはいまだ、心身ともにカッコよくいてくれて、うれしい。7歳はキアヌ・リーブスの年なのかもしれない。
ハッピーバースデー、生涯愛してるぜ。
