教室に入ると半分以上空席だった。わたしもみんなも制服をきている。高校の同級生のFちゃんのとなりに座る。するとメガネでショートカットでピッタリとしたスーツを着た現国の先生(女性)が入ってくる。先生はしずかにFちゃんの机にあるプリントを取り上げると、きゅうに破りはじめてブチギレる。Fちゃんはうつむく。すると男の先生がやってくる。この横暴を止めてくれるのかとおもったら、一緒に暴れ始める。教室の空席の理由を察する。
わたしとFちゃんはベンチに座る。きっと退学だ、と泣くFちゃんをみて、わたしはもう博士課程だし、卒業できる見込みもないけど、Fちゃんはまだ高校生だし、もうすぐ卒業なんだから、わたしが代わりに退学しようかな、と考える。しかし、退学したらもう研究できる可能性がなくなるのか、とか他にデメリットないだろうか、とか考えてしまい決めあぐねる。結局代わろうか？と言う前にFちゃんのお母さんが迎えにきてしまう。
スマホを見ると7時33分だった。いつもは7時20分にアラームをかけているのに、と思ったら昨日朝寝した時にアラームを切ってしまっていたのだった。
ポケモンスリープのカビゴンにえさをあげて、あわてて子どもを起こす。階段を降りるとリビングのソファって夫が眠っている。昨日は飲みに行ったのでしばらく起きないだろう。
なんとか子どもを送り出してゴミを出し、ドキュメンタリー『イントゥ・ザ・ファイヤー: 失われた娘を探して』を吹き替えで見る。
けっこう面白く、斜め見しながら始業。
主人公は16歳で産んだむすめを泣く泣く養子に出した。幸せに暮らしていると思ったら実は行方不明になっていて……という話。養子の制度や取り調べ室の映像が日本の感覚とはちょっと違っていて面白い。
細々とやることをやって会議に出ていたらあっという間に時間が過ぎる。
結局20時前に終わって家族でご飯を食べながら『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』の最新話を見る。夫の手作りの水キムチ(だいこん)に珍しく紫蘇が入っていておいしい。ちさとの実家回については子どもと『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』の監督トーク回に参加したときに阪元監督が構想を語っていて、あのときにはこのドラマ撮ってたのかなーなんて盛り上がる。そういえば、みなみ会館で最後に映画を観たのはこのときだったな。
金曜日なのでもう一本、ということでドラマ『無能の鷹』を見る。土居志央梨さま目当てで見始めたが、鶸田という気弱なITコンサルの新入社員の顔にどこか見覚えがある。しばらく考えてそれが『光る君へ』の一条天皇であることに気づき、思わず「おっ、おかみ！なぜあなたのような高貴な方がかような現世に！」と叫んで家族に迷惑がられた。その後も鶸田がストレスでトイレにかけこむたびに「おかみ…おいたわしい……」とか言っていたが普通にスルーされていた。
Twitterで永井荷風の日記の日付の上にある黒点が性交の日を表しているというのを見て、いっとき炎上していたキャバ嬢のひめかみたいだ…‥ (彼女も性交の日をカレンダーにハートの絵文字で登録していたのだ)と思った。こういうのもあるのね、とも思うが、知っちゃうと逆にできないよね。
