鼻血を出した子どもに起こされる。時計を見たらちょうど起きる時間。タイマーをかけ忘れていた。あぶなかった。
子どもの鼻血はすぐ止まりごはんを食べて学校へ行く。
今日は昼から病院で子どもの検査があり、休みを取っていた。「Structured」というアプリを入れてみた。とりあえず午前中のタスクを埋めて、『光る君へ』を見る。まひろがジェネリック直秀に直秀検定をしていたのがよかった。
最初のタスクの副業まわりの請求書などを片付けながら「プロジェクトX」を流す。地下鉄サリン事件のサリンの捜査をした科捜研のドキュメンタリー。サリンを作った容疑者に対し、化学式を書き出していくことで心をこじ開けていった、というのがすさまじい。昨日深夜まで飲んでいてソファで寝たままだった夫を起こす。副業のほうはとりあえず帳尻は合った感じ。
軽く掃除をしたら給食を食べ終わった子どもを迎えにいく。タクシーと電車を乗り継ぎ、病院に向かう。
待合室でひたすら子どもの検査を待つ。いつ終わるかわからない中、『終わるまではすべてが永遠: 崩壊を巡るいくつかの欠片』を読む。国家すらビジネスとして捉える、新官房学の話が面白くてもう一度読みなおす。
小一時間待ったらところで名前が呼ばれる。終わったのかと思って診察室を覗くと、子どもが血まみれだった。ふたたび鼻血が出たもよう。検査は途中で終わってしまったが「ここまででもわかることはあるので、」ということで結果を聞く日程の調整をして帰る。ここまでで、いったい何がわかって、なにがわからないのだろう。
会計をしているうちに鼻血が止まった子どもはすっかり元気になり、公園に行くことに。
わたしは昼を食べ損ねていたので、公園の前のパン屋でハムチーズとピーナツパンを買った。
おしゃれな店構えで期待して食べたが、値段の割にサイズが小さく、味も普通だった。
ピーナツパンは子どもとわける。
家の近くの公園にいこう、とバス停に向かう途中で以前子どもが通っていたバレエ教室の友だちに偶然会った。2人は大興奮。
「あそぼう!」ということで週末に遊ぶ約束をしていた。
その子のお母さんの連絡先を知らないので、言われた時間と場所を頼りにするしかない。携帯が普及する前はこういう約束の仕方だったんだよな、と思う。頼りない約束。こんな曖昧なもので人は出会い、関係を築いていたのかー。
帰りに一保堂にいく。いろいろなお茶の香りをためして、子どもがいいにおい!と言ったものを買ったが、見事に一番高い商品だった。お目が高い!
家の近所の公園に着くと案の定同級生がいた。「おかーさんは先に帰ってて」だって。
家に帰って掃除機をかけて、子どもの小さくなった服を整理する。
120センチの服はもう、着ることができない。