原浩『火喰鳥を、喰う』を読む。
スピード感のある文章なのでみるみるページが減っていった。ラスト、なんだか釈然としない気がするが、人1人の生死が世界を決定的に変えてしまうということ、だと思うとまぁこうなるのかな、と思い直す。
ホラーを批評するって意外と難しいというか、何も考えずに整理すると考察みたいになってしまうよなぁ、と思う。
朝方、珍しく夫がくっついてくる。どうやら掛け布団の選定を見誤って寒いようである。遠慮なくひっつく。
今日もさえない仕事をした。
子どもが家に帰ってくるなり「きょうもやなことゆわれたー」と叫んでいた。
以前から言動が粗暴と聞いていた子が、最近席替えで近くの席になったらしく、いつも罵倒されているようである。そのワードも「クソ女」「ファック」「殺すぞ」などなかなかきわどいもので、今日もまたそのようなことを言われたよう。
こういうとき、どうするべきかって難しいなあ、と思う。その子が罵倒するのはうちの子だけではなく、だれであろうと全員とのことで、世界に対する反抗をしているよう。なにより小学生らしからぬ罵倒語の数々から、その子もおそらくどこかでそのような言葉を見聞きしているんだろうなあと思うと、つらいものがある。
子どもは子どもで、言われていやだったことには言い返した上で、わたしや夫に都度言ってくれている。もちろん先生にも伝えているらしい。なんならいじめのアンケートなどでも「こんなふうにひどいことばをかけられていやです」としっかり書いて出したらしい。わたしが子ども頃にはそんな勇気がなかったからすごいなあと思う。
とりあえず、わたしからも先生にいう、ということになった。しかし、ここでわたしたちが拒否をして、それから拒否し続けられたとき、その子の席はどこにいくのだろう。
金曜日なのでUber eatsをする。中華!
『葬送のフリーレン』を見ながら食べる。フェルンとフリーレンが新年祭の日の出を見にいく。その様子をみて「なんかこの前星を見に行ったときのことを思い出すね」と子どもに話しかけると夫が「結局見れたの?」と聞くので
「見れなかったよー」と答える。
「でも八万年後、生まれ変わって一緒に見ようねー!」と子どもに言ったら「うん!」とのこと。めちゃくちゃでかい小籠包にかじりつきながら。
それから生まれ変わったあとの家族構成を考える。「お父さんは、もうお父さんになるのは嫌だなー」と夫。そこは嘘でももう一回子どものお父さんになりたいって言えよ!と思ったが、こういう素直なところもまた、夫の良さなのである。
ご飯を食べて仕事をちょっとしてNoNoGirlsの最新話を見る。日プで推しになった髙畠が出ているので最初から追っている。
三次審査、髙畠がいるチームの(sic)boy,KM「Heaven’s Drive feat.vividboooy(Prod.KM) 」が滅法よい。ほぼ毎日聞いている。 髙畠が素晴らしいのはもちろん、二次審査から注目していたNAOKOのパフォーマンスがべらぼうによく、アーティストとして完成されているとはこのことか!と思う。
彼女の動きから目が離せなく、その不自由がしかし心地よいのだ。