起きてビュッフェを食べて、ゴゾ島に向かう。
行く前にモチがプールに入りたがりよーこちゃんと口々にゴゾ島で死ぬほど海入れるから、と制する。
ホテルからフェリーまでのバスは距離は短いが蛇行した道を走るため、ハード。席は埋まっていて立つしかない。しかし、荒い運転とうねった道に振り回され、よろけるモチ。そんなモチを見かねたのか、近くに座ってるマダムが手招きしてくれたので、近づくとそのままモチを膝に乗せて抱っこしてくれる。
急なことに動揺し、照れるモチ。その様子がかわいくてよーこちゃんと爆笑する。
無事、フェリー乗り場に着く。マダムにお礼を言って、チケットを買ってフェリーに乗り込む。
フェリーには、カフェテリアなどもあり、豪華。
船からいくつか島が見えるが、どれがゴゾ島で、どれがコミノ島なのかわからない。
バカみたいに、青い海と空。
モチは船酔いでぐったりしていた。
ゴゾ島に到着。とりあえず、ブルーホールに向かおうと、ゴゾ島随一の繁華街ヴィットリーアに向かう。暑い!一旦乗り換えで30分ほどの時間ができる。すぐに海に入れると思っていたモチは、かなり萎えていた。
暑すぎたので、ジェラートを食べる。Blooms Delightというお店。ここのジェラートがおいしすぎた。モチはチョコ、わたしはピスタチオ、よーこちゃんはオレンジのシェイクのようなものを頼んだ。
ジェラートで気分が上がったのも束の間、ガン萎えのモチを引きずり、ゴゾ大聖堂に行く。
建築の雰囲気がマルタ本島と違っていて面白い。
ただ、暑すぎて何も覚えていない。

大聖堂を出て、ブルーホールに向かうためのバスに乗る。しかしここで事件が発生。よーこちゃんの財布がないという。
財布紛失2.0。バスで落としたのか、道で落としたのか。あまり現金が入っていないこともあり、いったん気を取り直してブルーホールに向かう。
「まぁ、昨日のわたしの流れからいくと、無くした財布はまた戻ってくるよ」なんて呑気なことを言ってしまった。
バス停に到着してブルーホールを探す。なんとなく人がいる方向に向かう。
ブルーホールは切り立った崖の下にあった。明らかに泳げなそうである。再びガン萎えするモチ。
しかし、見渡すと水着姿の人たちがいる。どこで泳いでいるんだろうと探してみると、ブルーホールの奥に岩に囲まれた小さな湾があり、そこでみんな泳いでいるようである。
みるみる、力を取り戻すモチ。

気合を入れて海に入る。岩がちのビーチは、足の裏に岩が刺さって痛い。藻ですべる。水が冷たい。楽しみにしていたはずの海であったが、何故か文句ばかりが口をついてくる。
「日本人の足の裏は岩のビーチに適応していない」とよーこちゃんはいう。
海の淵に入っただけなのに、よーこちゃんも、モチも岩で足を切っていた。
わたしもよーこちゃんも帰りたいオーラを出していたが、モチは果敢に岩の海に挑む。
仕方がないので、湾と海を繋ぐ洞窟までみんなで泳ぐことに。
悲鳴を上げながらなんとか入り口にたどり着くが、洞窟からの波が強く、押し戻される。
結局すぐに引き返す。よーこちゃんからふたたび悲鳴。足が攣ったらしい。
満身創痍のわたしとよーこちゃんでモチを説得する。「こんなところはやめて早く砂浜のビーチにいこうよ!」モチも岩の海の険しさを感じていたらしく、少し渋ったが、思ったよりあっさり承諾してくれた。

再びバスに乗ってヴィットーリアに向かう。バス停で、よーこちゃんの財布がないか聞き込みをする。あっさりないよと返されるかと思いきや、バスの乗員の人たちがかなり真剣に探してくれる。しかし、見つからなく、警察にいけと案内されたため、よーこちゃんは警察に、わたしとモチは、先程のジェラート屋さんに再び舞い戻る。
ジェラート屋のお姉さんに「また来たのね。お友達はどこ?」と聞かれたので「財布をなくして警察に行っている」というと、心底同情している顔をしてくれた。
モチはまたしてもチョコ、わたしはマンゴーのジェラートを食べる。全く期待せず、ジェラートを食べながらよーちゃんを待つ。すると、よーこちゃんからメール。「あった」
予言通りの展開すぎて予言者たるわたしもひっくり返る。マルタの治安、よすぎるかも。
小躍りでよーこちゃんと合流し、ランチに向かう。よーこちゃんが見つけてくれたRozoというレストラン。建物もかっこよくて、ご飯が何を食べてもおいしい。キッズメニューもあった。特にカラマリのアーリオオーリオはとてもおいしかった。


食べ終わって、砂浜のビーチに向かう。人生初、ビーチのハシゴである。
ふかふかの赤い砂。俄然テンションが上がるモチ。
いざ、海に入ると、波が強くて、水が塩辛い。
なんか怖い。海、怖い。
しかし、モチは楽しそうに波に打たれている。
結局2時間くらい海にはいる。
気がつくと夜8時を過ぎている。モチを説得し、なんとか帰ることに成功する。服も、持ち物も、何もかも砂まみれで、ぐったりする。岩のビーチは、入ってる最中が辛いが、砂のビーチは行きには良い良い帰りは辛い、である。バスとフェリーを乗り継ぐ。ちょうどフェリーから日の入りが見える。1日が長い。
