♡rariwow.info♡

らりをのブログです

🐼 R A R I W O . B L O G 💕
📶🔈🔔

rariwo.blog

2025/03/07:愛は見えない

朝起きてモチを送って仕事。コロナにかかっていた期間、鼻水がたくさん出た影響か、朝起きたときから鼻が臭くて「はなくそがくさいぞ」踊りを夫に披露する。

仕事をはじめる。仲が良い(と思っている)同僚の大事な発表があってドキドキする。

そういえば!な仕事は大体1日の最後に思い出すの、なんでなんだろう。

 

夜ご飯はハツのニンニク醤油と、鳥軟骨焼いたやつと、ほうれんそうのおひたしとキムチ。あとごはん。生理のため貧血続きで、数日間それを訴えていたら夫が鉄分モリモリでメニューを組んでくれたらしい。

ホットスポット』の最新話を見て、夫がおいおい涼宮ハルヒやんけ〜ってつっこむ。

 

お風呂に入って化粧をする。化粧をするのは23時半に友だちと多聞で待ち合わせをしているから。

化粧をした姿を見て夫がニコニコしているのでわたしもニコニコしながら軽くキスすると、夫の眉根が寄る。

夫が顔を離して「なんかくさい」というので、「わたし朝から鼻の穴くさいっていうてたやん」と返すと、夫はあらためてわたしの鼻の穴付近の匂いを嗅いであまりのくささに恐れ慄いていた。その様子が面白かったので、モチにも匂いを嗅いでもらう。最初はいやがっていたが、しばしばという感じで嗅いでくれたモチは、あまりのくささに後ろに転げていった。

 

時間になったので家を出て自転車。深夜のキーンとする寒さ。今となってはこんな時間に自転車に乗って出かけることなんてほとんどない。風を受けて肌が急速に冷えるのが心地よくて顎をキュッとあげた。

 

多聞についたら思っていたら以上に人が集まっていた。

みんなで喫煙室でタバコを吸ってから、六人席に座る。

テーブルの向かって左側では、お題に合わせたイラスト大会が開かれていた。 わたしは右側に座って、学生たちの人生の話を聞く。これからのことや友だちのこと、家族のこと、恋人のこと。

わたしは自分が同じくらいの時に、年上の人に言われてよかったことを思い浮かべながら、自分の考えを押し付ける。

人と話す時に、昔は上手に相槌をして、その人を肯定することが優しさだと思っていたけれど、最近は、そうした態度を無責任なんじゃないかと思うようになった。

傷つくかもしれないという怖さを超えて、意見を押し付けるということで、それを受け入れるにせよ、くだらないと切り捨てるにせよ、選択肢が生まれることが大事なのだ。これは開き直りかもしれない。

時間の経過とともに人が増えて、その度に誰かが立ち上がって椅子を持ってくる。

ともかく話を聞いて、自分のことを喋って、気づいたら深夜三時で、最後にみんなでタバコを吸う。8人が小さな部屋で一気にたばこを吸うものだから、換気が追いつかなくて、視界が煙で覆われる。それがなんだかおかしくて、笑う。時間の経過の速さに、失った若さを懐かしむ。

 

帰り道、自転車を漕ぎながら愛について考える。本当の愛というのは、その人が気づかない、見えない、すぐに忘れちゃうような些細なもので、その些細さの積み重ねでその人が心地よくなり、そのこと自体を当たり前に思うようなものなのかもしれない。

例えば、誰かが持ってきた椅子とか、ほうれんそうのおひたしとか。

f:id:pndyk:20250308234059j:image