一度起きたけど二度寝。さらに三度寝もして起床。
モチとズンバをしてなわとびをする。
ざるそばを食べる。夫が山盛り作っていたが、モチは足りない!と言うので、わたしと夫から少しずつ麺を分ける。
前々から気になっていたが、「あたらしいテレビ」で触発されてRehacQの村上隆と斎藤幸平の対談を見る。
村上隆はとても明晰な人だな、と思った。村上隆はアジア人、日本人という下級市民の立ち位置から西欧型の資本主義と戦う気持ちで2011年までやってきたのだ、というようなことをいっていて、なるほどなー、と感じた。一方で、そこで語られる西洋美術が数百人程度の富豪のコミュニティでしかないわけで(まぁそれが資本主義の実態なのだが)、なんだかなあという気持ちは晴れない。
アートは一般市民を射程に入れていないのかしら?あるいは一般市民は富豪の欲望をただ映す鏡なのかしら?
資本主義って基本的には競争で勝った人間に富が集約されるわけだが、基本的にはそこに流れるお金はそれ以外の大多数の人間の搾取で成り立っているわけで、資本主義に突き抜けきれない日本には突き抜けられないなりのよさがあり、そこがアニメや漫画といった文化を生み出していると思う。そうすると原理的にアニメや漫画を西欧型の資本主義アートマーケットに載せていこうという方向にはなり得ないよなあと思う。
モチを誘ってしばしに行く。道すがら昨日までのケンカについて、謝る。「お母さん、怒りすぎてごめん、大人げなかったよ」というとモチが「ぼくもわるかったよー」というので道の真ん中で抱き合った。
平安神宮の前を通ったら大きな画面があってビットフライヤーのCMが流れている。参拝すら広告を見なければいけないのか、とかなりショックだった。資本主義に人生を収奪されたくねー!
しばしに着いた途端モチが絵を描き始めたので、店員さんが驚いていた。
わたしはぜんざいを、モチは磯辺餅を食べた。
少しだけ蔦屋書店をのぞいて、モチが公園で遊ぶのをながめて家に帰った。