朝起きて、いつも通りモチを送る。
最近仕事が楽しい期。きっとしばらくしたらまたしゅんとするのだろうけど。それでもつらいとたのしいが両立するのは良い環境なのだと思う。
仕事で話していて思ったが、わたしは意外と毎日続ける、というのが得意なのかもしれない。
例えば、この日記であったり、Duolingoも1000日以上続けているし。
10代の頃は自分は何事も続かない人間であると強く思っていたので、自分という輪郭は案外変わりやすく曖昧なものだ。
あとはきっと生活の安定もあるんだろうな。ほんと、家族には感謝しなくてはいけない。
仕事をしてあっという間に一日が終わる。モチとお風呂に入っていたら急に「あいすをかいにいきたい」というので、お風呂上がり夜のコンビニ。
少し湿った髪に夜風が染み渡る。モチとクスクス笑いながら歩いた。
アイスとグミチョコのストックとタバコを買う。帰り道、モチが急に目をつむる。
「なんか、うちゅうみたい」というので、わたしも目をつむってみる。
たしかになんか、宇宙みたいだった。
家に帰って洗濯物を畳みながら『映像の世紀 バタフライエフェクト』の吉田茂回を見る。
モチが「おかあさんはいつもそれ見てるけどたのしいの?」と聞いてきたので「年取ると、こういうのが楽しいのよ」と答える。モチは小さく「としとるって、まだわかいでしょ」と呟いた。
そうでもないよ。
吉田茂はわがままなパワハラっぽいじいさんだが、やっぱり平和というものを信じていたのかもなあ、と思った。
ただ、それよりなにより、白州次郎がかっこよすぎて、途中で白州次郎のことしか考えられなくなってしまった。ほんとう、ばかすぎる。