幼馴染のYちゃんと山奥の神社に行く。最近仲良くなった大学院生のNちゃんに偶然会う。するとYちゃんとNちゃんも偶然知り合いだという。そんなことあるんだ！と盛り上がりNちゃんにYちゃんとの幼馴染の因縁エピソードを説明する。緑に囲まれた石の階段を登ると、雑誌に出てきそうなおしゃれな部屋に行きつく。その部屋は天高で暖色の木材で作られていて、リーンロゼ的な床置きのソファ(ひとりがけ)が点在している。どうやらここで呪術廻戦の最終回を見るらしい。
同年代の知らない男女がかなりリラックスした姿勢で画面に向き合っている。
映像の中で五条悟と伏黒が戦っている。
それはなんだかあっという間に終わって、わたしとYちゃんは一緒に写真館に行く。写真館のおばちゃんに二人ともちょっと舐められている。一応二人ともちゃんとした会社に勤めてそこそこ稼いでいるのに、女だから舐められてるんかなと話しながらなぜか焼きそばを食べた。
起きる。モチは朝まで自室で寝た模様。とりあえず夫に抱きついてからモチを起こしに行く。マジで起きない。ゆすると半目があくがすぐ白目になる。その顔が面白く、写真を撮ろうとすると一応手で顔を隠す。その余裕があるなら起きてくれ。
結局おんぶでリビングまで連れて行く。身長130センチを超える人間を背負って階段を上り下りするのはなかなかしんどい。
モチが学校に行く。わたしはちょっとぼさっとしてから仕事。
昨日一昨日より切迫感はなく、落ち着いている気持ちになるが落ち着いてはいない。
しかし今日は仕事を早退して病院をハシゴする日。自分のピルを受け取りに行き、血液検査をしたあと、学校から帰った子どもを歯医者に連れて行く。しかし嫌がって逃げる。
「好きに生きてもいいけど、好きに生きるなら自立しなさいよ！夜一緒に寝るのもお風呂で頭洗うのも、お母さんもうやらないよ！」というと「ぼくはジリツしましぇ〜ん、ヘェッ」と言いながらしぶしぶ靴をはきはじめる。ヘェッはオードリー春日のヘェッの発音。
歯医者は親子で通っているが、毎回の子どもの検診でかなりしっかり見てくれる。汚れを着色して磨き残しを見ながらの歯磨きアドバイスはもちろん、噛む力や舌の力の検査、レントゲンまで撮って会計が数百円で、一体どういう原理なのだろう、と不思議になる。そして、子どもが診察してる間にする仕事、なぜか捗る。
モチは明らかに顎が小さく、すでに歯が少しガタついている。わたしも夫も矯正していたので、当然いつかは矯正するもの、と思っていたが、今日ついに先生に「結構大人の歯になってきているね」と言われ、そこからサポートの先生にパスされてガッツリ矯正の話を聞かされた。メリットとデメリット、費用の話も出て腹を括って返事をしようとしていたら、また主治医の先生が出てきて「この矯正は奥の歯が重要だけど、まだ生え切ってないから矯正はじめるのはもう少し先がいい」と言われた。えっ、じゃあ今までの話はなんだったの……？これまたもう一回聞くのん……？と思いつつ、とりあえず矯正しましょう！とならないのは信頼できるとも思う。
今日は結婚式の引き出物ギフトでもらった岩塩ラーメンを家族で食べる約束。帰りにはじめていく精肉店に寄ってチャーシューを探す。
しかしチャーシューはなかった。モチと「チャーシューないね…」と囁き合ってると、店主の方が「やってないんですよー、コロナでやめちゃったんですー」と教えてくれた。その感じがなんか良くて、ここでまたなんか買おう、と思っていたら、ショーウィンドウにならぶ肉を見たモチが「なんかかっていこう」というので豚バラを250gを買った。
ノープランで買った豚バラを夫に渡し、徳島ラーメン的な感じでいっちょよろしく！と言って仕事。モチはダンダダンのアニメの最新話を見ていた。
夫の「できたよー」の掛け声でテーブルに集合する。見かけだけでかなり美味しそうだったが、食べると信じられないくらい美味しい。肉も徳島ラーメン風に甘辛く煮ているが、徳島で食べたラーメンのそれよりもウマいと思った。天才的。あっという間に食べてしまう。
モチも一人前を食べる。夫がモチを見て「ありゃ、おなか丸なってるわ」というのでどれどれ、と見るとぷりんっ、と丸くおなかが飛び出している。夫婦でかわいいーと叫びながら子どものおなかを撫でる。
ちなみにご飯を食べつつ『ベイビーわるきゅーれエブリデイ』を見たがここに来てかなり面白くなっている。ナイスデイズがイマイチだったのと、最初の修行編が面白くなくて離脱しそうだったがここまで見てきてよかったと心から思える感じ。柄本時生がめちゃくちゃかっこいい。
ごはんの後『全領域異常解決室』を見て藤原竜也の「ぼくも、神です」で爆笑し、お風呂でNoNoGirlsを見て、MOMOKAとNAOKOに声援を送る。
風呂上がり、モチがダンダダンの最新話、アクさらの回が感動したというので、一緒に見た。すでに見たモチが横で解説するが「このおかあさんはどうやらエッチなことをしておかねをもらうというほうほうでかせいでいるようだよ」というので「そんな方法あるんだね、はじめて知ったよ」と嘘をついた。
全編素晴らしく感動して号泣した。モチも泣いていたが、わたしがあまりにも泣いているので、モチはfire stickのトップに出てきたMACのCMに合わせてDJっぽいひょうきんな動きをして笑わせようとする。そのこと自体に感動してまた泣いた。するとモチが「もうーなかないでー、わたしがいるやんー」と背中を撫でてくる。自分、もうひと泣きいいっすか？
それからモチは『ルックバック』を見はじめる。わたしは仕事をする。
映画館でも見ていたが「やはりかんどうするよー」とのことだが、まさかのエンディングスキップされてブチギレていた。わたしもharuka nakamuraをスキップするとはなんたる無礼、と怒りながら、再度『ルックバック』を開き、モチと並んでエンディングを頭から聞いた。
