夫と布団でゴロゴロしていたら、突然夫が「パジャマとか下着がいつもそんな感じなのいやだ」と言いはじめる。じゃあもっとセクシーな下着を買うよ!と返すと「パジャマもな。ちょっとオーバーサイズでよろしく」と言われる。
うすくアラームの音がする。気のせいかと思ったら夫も同じように起き出してきた。なんだなんだと見回すと、わたしの古いスマホが鳴っている。これはモチ(子ども)に貸してるやつだ、と思って見るとモチが昨夜セットした模様。
当の本人はすやすや寝ている。2人がかりで起こし、起きたら起きたで シャーシャーと猫ごっこをはじめるので、わたしもその流れでシャーシャー鳴きながら夫の腹に顔を埋める。
そのまま起きてバタバタと朝の準備。
モチの制服が乾いていなくて夫とともに乾燥機を回し、アイロンかけてなんとかする。
モチが家を出たら即パソコンを開く。昨日から色々あって憂鬱。それを飛び越えやるっきゃない。
朝はマジでやってもやっても終わらない量、と思っていたがひたすらやっていたらなんとか終わって、やるってすげえ、となる。
夫とタバコを吸いながら、夢の話をしたら「ちょいオーバーサイズがみょうにリアルなんがいややわ〜」とイラついていた。さらに、「どーせ、こういうのも日記に書くんやろ」と睨まれる。はい、すいません、書きます。
ちなみに夢の原因は昨日洗濯のときに、半年前Amazonで買ったカルバン・クラインのパンツを手に取って、それがじつはCarbin Koneerのパンツだと気づいたことにあると思っている。いや、誰やねんお前。
モチが学童から帰ってきたので習い事に連れて行く。習い事の迎えまで仕事をやろう、と部屋着のパーカーを来たら前後ろ逆。フードが前になっていたが、小一時間だし、とそのまま仕事をする。するとお茶を飲みにきた夫にフード逆やで、と言われたので「あとちょっとやからこれでええねん、あとな、これがわたしの、スタァイル」と返して投げキスをしたが普通に無視される。仕方がないので2回、3回と繰り返すと「それおもんないで」と言われる。それでも繰り返したら「なんなん?」といわれたので「いやーん、構って欲しいだけやん〜」と言ったら仕方なさそうにキスをしてくれた。
モチを迎えに行き、ラーメンを食べに行く。
ラーメンを食べながら、モチの友だちの話になる。本当いい子でよかったねえという話をしていたらモチが、急に「ほんと、ぼくみたいなわがままな子どもとはおおちがい」とかいうので「お母さんはあんたをわがままと思ったこと一回もないけどな」と返す。
そのままちょっとスイッチはいって「あんな、わたしのことほんとのお母さんと思ってわがまま言ってええんやで」とか適当に言ったら速攻でモチが「いや、わたしあなたのおなかから生まれたんですけど」と返してくる。面白すぎて
「本当、遠慮せずにラーメン食べてな、そんでいつかお母さんて呼んでな」と続けると、
「いや、いまこのしゅんかんもおかあさんいうてますけど」と即答。
さすが関西育ち。ツッコミの瞬発力。
そのあと二人で深夜喫茶「多聞」にいく。
仕事をしつつときどき店員で友だちのSちゃんやアルバイトの子たちと話す。
最近の大学生はみんな大人びてるなーと思う。モチはアルバイトの大学生の子達と勝手に仲良くしている。この前一人のアルバイトの子が「子どものころ、宇宙飛行士になりたかったんだよね」とモチに言ったところ「まだわかいんだからいまからめざしたらいいやん」とアドバイスしたらしい。いや確かに大学生若いけども。完全にわたしの口調とか考え方が乗り移っていてこわい。