会社でイキるタイプのギャルなので読書会をすることにした。
イキりはじめは会社のSlackに#galsというチャンネルを作ったことだった。
チャンネルの説明には以下のように記載した。
≠″ャ」レ廾─ 目標:サークルから次期社長輩出、取締役全員ギャル化
流石にイキりすぎではないかと思ったが、開設2週間で10人が参加し、一定のイキりギャル需要があることが判明した。
折角なので、決起集会を開催することにした。
やったらやったで盛り上がってしまい3〜4時間くらいオンライン通話をしたと思う。
話している中で、会社のジェンダー比の話になった。
IT関係の会社でエンジニアも多く、当然ジェンダー比は男性ジェンダーの比重が大きくなるが、なんというか、この、あいだに挟まれた「当然」みたいなものが当然とされるのはおかしくないか、みたいな話をしたと思う。
とはいえ、これは会社単位でどうこうできる話ではないよね、という結論に至ったが、それからしばらく本当にそうなのだろうか、と考え込んでしまった。
ここでの「当然」は、いいかえれば、個人/小規模の集団ではどうにもできない、という諦めの堆積だ。俯瞰してみるとそれはとてもぶあつく、どうにも動かせそうになさそうだ。しかし、よくよく目を凝らすとそれはささいな諦めや意思決定からなる小さな粒子だったりする。
しかし、もしそうだとするならば結局はその小さな粒子を地道に動かすしかなく、わたしはわたしで何かを変えねばならぬ、と思った。
そうした中でふと蘇ったのは円城塔の以下のツイートだった。
もともと女性の少ない生業なので、どうしても女性は少なくなるのだ、という意見に一理あると思う方には、『work design 行動経済学でジェンダー格差を克服する』がおすすめ。
— EnJoe140で短編中 (@EnJoeToh) 2021年5月10日
どうやら『work design 行動経済学でジェンダー格差を克服する』という本はふよふよとした諦念に行動経済学なりデータなりで喝を入れてくれそうだと思った。
そこで、読書会のメンバーを募ったところ数人が参加してくれる、ということだったので、早速来週からはじめることにした。
書籍の選定はわたしの独断と偏見によるものなのでもしかすると変わるかもしれないがまぁとにかくやってみるしかない。
やっていき❗️ァゲ〜